むきだしの心

今ダメなんだと、とても思う。

私はたまにとても傷つきやすくなる。

何故そうなるのかは分からないけれど

とても気をつけなくてはならない時。

空を見上げても胸に刺さるし

冬の気配を感じても、

音楽を聴いても、

こどもがちょっと私に触れただけでも、

ぐずぐずと腐った果物みたいに

私は傷つくときがある。

ラクルカードを引いても

ストレス軽減のカードばかり出る。

感受性がこの上なく高まっている時だから

悲しいニュースや、SNSなどに気をつけなくてはいけないと。

他人の傷があっという間に自分の傷になってしまう。

幸せな話を聞いてみたって

私にはそんな時間なかったなって傷つくばかり。

だから今夜は毛布にくるまって

好きな人に貰ったぬいぐるみと哨戒班するんだ。

ここに居るだけでもつらい夜があるけれど

私はここで頑張るしかないんだ。

ちょっとお休みがなさすぎたんだ。

つらいことは沢山あったのに

好きな人との時間が足らなすぎたんだ。

あんなにもらっているのに。

こんなに注いでもらっているのに。

あと、3日で休憩だよ。

本当はもっと良いものばかりを吸収して

ふわふわの私で会いたかったな。

その為に今日何をしよう。

素敵な私で居るために私は今日何をしよう。

時間が無い私はとにかく最近

音楽を聴いている。

思いついた曲をAppleストアや、YouTubeで検索する。

高校生の時に聴いていた曲や、

毎日聴いている曲や、初めて聴く曲。

それを口ずさんだりしている。

本当は本を読みたい。

近くにできた綺麗な図書館のカフェで

時間を忘れて読んでみたい。

ふらっと見たい映画を見たり、

昔の友達に会いに行きたい。

一人心ゆくまでデートに着る服を探しに行ったり

クリスマスプレゼントを悩んだりしたい。

出来ることだけでも。

少しだけでも。

私はまた優しくなれるかな。

出来ることなら大好きなあと人を

いつも優しく包むような人でありたい。

あの人の過去や、今にまで傷つきたくない。

楽しかったのね、って心から笑っていたい。

私にもそんな時間を貰えるのかな。

私はまたあげれるのかな。

そういう人でありたいな。

あげたいと思われる人、幸せな気持ちをあげれる人に。

今日と明日は出来たら昔の友達に連絡しよう。

それから隙間で本を読んだり休憩しよう。

明後日に髪を綺麗にしてもらって、

ちょっとだけ自信をつけよう。

3日後には、好きな人にハグして貰おう。

会いたかったって笑おう。

それで十分伝わるはず。

好きな人が過ごしてきた楽しい時間、つらかった時間、

たくさん聞かせてもらってきたけど、

私が過ごしたかったのはこんな時間なんだと。

やっと私の順番が来たと。

素直に真っ直ぐ伝えたい。

自由な未来。

学生から社会人になったとき、こんなに自由になって大丈夫なのかと、不安になるくらいだった。

学生の頃は、ピアノの練習や、課題に終われ、

眠れない夜も多かったが、

フリーターになったとき、

とても時間に余裕が出来たのを覚えている。

ロリータ服の販売員をしながら、

赤い髪のギタリストと付き合っていた。

好きなバンドを追いかけて、どこまでも行けた。

とても自由で楽しかったけど、

その中で色んなことを経験して、傷ついて、

学んで、新しい仕事に就いた。

そこから、どんどん安定というものに向かって

ただ、進んでいたように思う。

そして今、とても不自由なものに自分はなったように思う。

 

大好きな寝言さんのblogを読んで、

1年後の自分を考えてみた。

私は何になっていきたいのだろう。

どこに行きたいのだろう。

 

一番最初に思うのは、アロマセラピストとして活動していたい。

自宅の2階に座りやすいソファーを置いて、

お客さんに合わせたハーブティーや、

コーディアルを出して、足湯してもらいながら、

ゆっくりとお話するようにカウンセリングしたい。

トリートメント、フェイシャル、クラニオセイクラルのメニューから選んでもらい、

お客さんの体調に合わせてアロマオイルブレンドする。

施術後は少し休んでもらい、

ただお客さんの話に耳を傾けたい。

もし、空いた時間があるなら、

本屋さんや、雑貨屋さんや、かわいいカフェで

働いてもいい。

お金を貯めたい。

これが仕事のこと。

 

たくさん働いたら、週末や、

彼女のお休みの木曜日に、彼女の家で過ごしたい。

できたら次の日、彼女が仕事に出かけるまで

一緒にいられるようになっていたい。

並んで映画を観たり、

図書館で一緒に本を読んだり、

ご飯を作って、一緒に食べたい。

その間、ずっと手を繋いでいたい。

たまには水族館や、植物園や、博物館、

美術館に行きたい。

年に一回、旅行に連れて行ってあげたい。

温泉があるところがいいな。

車で行ってもいいし、電車の旅もいい。

お互いの好きな曲をたくさん聞きながら行こう。

きっと、彼女は私の好きな眼鏡をかけて来てくれる。

私はその横顔を幸せな気持ちでずっと見ていると思う。

ずっとお互いを癒すような関係でいたい。

あの、かっこいい声で、

ずっと私の名前を呼んでいてほしい。

これが好きな人とのこと。

 

友達とも、いろんなところに行きたい。

これからもいろんな話をしたいし、

お互いの人生を報告し合うような関係でいたい。

お気に入りのバーが出来ていて、

そこで一緒にお酒を飲みたい。

相変わらず困った人だね、

とお互いを笑い飛ばせる関係でずっといたい。

寂しいときにはそばにいられる関係でありたい。

綺麗なものを見て、美味しいものを食べて、

好きな人の話を、これからも聞いてほしい。

好きな人ができたら、

その人の話を私に聞かせてほしい。

 

こんなに自分の中に未来への希望があったとは

驚いた。

1年後にいくつかでも叶っているといい。

いろんなしがらみがあるが、

私は1人の人なのだということを

忘れないようにしよう。

行きたいところに行って、

一緒にいたい人といよう。

 

いつも、心は自由でいたい。

それはとても、自由で眩しい未来だと思う。f:id:mimimi36:20180823094955j:image

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高嶺の花子さん。

みみみさんの好きな人はどんな人?と

聞いてくれた方がいたので、

私の好きな人のことを書こうと思う。

 

彼女と出会ったのは、インターネットだった。

 

私は、生きがいを探していた。

毎日にとても疲れていて、退屈していて、

どこか、遠くへ行きたかった。

守るべきものがあったが、

それは子供たちでとても愛していた。

でも、私の愛情が空振りに終わる日も多く、

私は自分の力をもてあましていた。

誰かに自分を褒めて欲しかったし、

見つけてほしかったのだと思う。

子供みたいに甘えられたらなと思っていた。

 

彼女は探していた。

好きになれる誰かを。

また愛してくれる誰かを。探していた。

彼女もまた、とても傷つき、

安らげる場所を探していた。

 

私たちはメールでお話した。

1週間もしないうちに、

私たちはお互いを好きになった。

 

私は彼女が私のちょっとした気持ちの揺れに

気づいてくれるのが、とても嬉しかった。

痛みを知っている、優しい人なんだなって

わかった。

 

桜の写真を送った。

とても喜んでくれるから、

また、送りたくなって、たくさん送った。

それから、いろんなお話を聞いた。

 

若い頃上京してきて、

バーテンダーをしていたこと。

今まで好きだった女の子のこと。

家族のこと。

小さい頃の寂しかったこと。

学生の頃のこと。

出会った人たちのこと。

手術したときのこと。

 

彼女はいろんな話をしてくれた。

それはどれも、私の経験にはない話で、

彼女はどんなに辛い話でも、

とても楽しく話してくれたから

私はいつまでだって彼女の話を聞いていられた。

聞いていたかった。

たまにふと笑う彼女の声が大好きだった。

いつも、夜中まで電話した。

二人でとても幸せに、寝不足だった。

朝起きると彼女にメールした。

大好きだよ、あなたに会えて幸せだよ、

今日も元気でいてください、早くあなたに会いたいと。

毎日、毎日、幸せだった。

 

彼女の声が、

艶やかな黒髪が、

大きな目が、

白い肌が、

リップクリームだけの唇が、

細くて長い指が、

男の子みたいな口調が、

とても優しい心が、

私は大好きで、いつも彼女に恋をしてる。

 

暗闇で見た、彼女の肌は白くて

お月様のようだった。

手を伸ばしても届かない、

だけど、柔く光って、私を魅了し続ける彼女は

ずっと見上げていたい

高嶺の花子さんなのです。f:id:mimimi36:20180823024128j:image